「三連符」という意味を持つTRIPLETは、石塚まみを中心としたユニット。その名の通りトリオ編成のユニットで、石塚がパーカッションの安井源之新にアルバムのプロデュースを持ちかけたことからTRIPLETはスタートした。そして今回のアルバムには、ベースにジャズ/ブラジル音楽をルーツに持ちながらジャンルを超えて活躍するコモブチキイチロウとフレットレスベースを専門とするプレイヤー織原良次が参加。
石塚まみが訪ねた「美しき青の街」として知られるインドのジョドプールをモチーフに作曲した「ジョドプール風」をオープニングに、ジャズのスタンダードナンバー「My Funny Valentine」やラヴェルの傑作「亡き王女のためのパヴァーヌ」のカヴァー。そして宮沢賢治の「星めぐりの歌」など、繊細でありながらダイナミックで煌めく音楽世界が満喫できる一枚。
ジャケットのイラストは、福田利之氏による書き下ろし。
《TRACK LIST》
01. ジョドプールの風
02. My Funny Valentine
03. 亡き王女のためのパヴァーヌ
04. あいにきたよ(English Version)
05. Crystal Step
06. 再会の情景
07. Choro das 11
08. 思い出の空
09. Spanish Sentiment
10. 風が待ってる
11. 星めぐりの歌
12. あいにきたよ
(Japanese Version)
【TRIPLET】
・石塚まみ
クラシックギタリストの石塚智彦を父に持ち、東京に生まれた石塚。彼女は3歳の頃からピアノに親しみ、ピア
ノを弾きながら歌うようになった。国立音楽大学のピアノ学科を卒業後、中学の教員を経てピアニスト/ヴォー
カリストとしてキャリアをスタート。J-Pop、ジャズ、ワールド・ミュージック、クラシックなどジャンルを超え
て活動しているが、ヴォーカル・アルバム『Round Midnight』(2001年)、フルート奏者の中川昌三との共演
作『My Funny Valentine』(2007年)、ピアノ・ソロ・アルバム『mamipiano』(2011年)、写真家の原田
京子の写真からインスパイアされた曲で構成された『Spanish Sentiment』(2018年)、今年、ピアノライフ5
0年」を記念した最新作『素敵な出逢い』など、これまで10枚のアルバムを発表。参加作品も数多く、女優の中
井貴恵と「おとな絵本の朗読会」という朗読のプロジェクトを続けるなど幅広い活動を展開していている。
・安井源之新
パーカッション奏者。とりわけブラジル音楽の打楽器、パンデイロ奏者として世界的に名が知られていて、ス
ティーヴ・ガッドやエルメート・パスコアル、小曽根真なとの共演や作品に参加。プロデューサーとしても活躍
し、後にグラミー賞を受賞するブラジルのグループ、トリオ・コヘンチを見出してファースト・アルバム『Corre
nte』のプロデュースを手掛ける。
・コモブチキイチロウ
ジャズ/ブラジル音楽をルーツに持ちながらジャンルを超えて活躍。渡辺貞夫、カルロス・リラ、小野リサ、玉
置浩二など、共演アーティストも多岐に渡っていて、石塚との共演歴は10年を越える。
・織原良次
フレットレスベースを専門とするプレイヤーとして注目を集めていて、ブラジル音楽を独自に解釈したユニット、
Bophanaで2005年にデビュー。畠山美由紀、アン・サリー、菊地成孔など様々なアーティストと共演する一方
で、自身が立ち上げたレーベル、miDからアルバムを発表している。
//NEWS//
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※アーカイブは12/26まで視聴可能