心に降り注ぐ“Sweet rain”・・・『rain falls』は、ただ単に「雨」にまつわる曲を集めたアルバムではない。
畠山美由紀の歌声は、すべての曲に色彩や薫りを吹き込み、煌めきや潤いを与えている。
曲によっては、狂おしい雨音も聞こえてくる。すべての曲が雨そのもののようだ。
そしてこれらの「雨」のような「歌」は、聴き手の心のひだを震わせ、濡らす。ひとしずくの涙となって。
(渡辺亨)
「rain falls」spot
「夜と雨のワルツ」
01.風の栞
02.叶えられた願い
03.夏の懺悔
04.Même Sous La Pluie
05.光をあつめて*O.A PUSH
06.Rainy Days and Mondays
07. Prelude for the rain
08.夜と雨のワルツ
09.雨は憶えているでしょう
10.Daily Life
11.雨の降る日に
12.Wild Nights
1972年8月18日宮城県気仙沼生まれ
1991年上京後、10人編成のダンスホール楽団Double Famousのヴォーカリストとして活躍する中、ゴンザレス鈴木率いるSOUL BOSSA TRIOのフューチャリングボーカリストとしてCDデビュー。
その後、ギタリスト・小島大介とユニットPort of Notesを結成。
2001年9月、シングル「輝く月が照らす夜」でソロデビューを果たす。
また、ボーカリストとして、他アーティストの作品、トリビュートアルバム、映画音楽や、TV CMソング等への参加も多い。
2011年3月、東日本大震災で被害を受けた故郷・気仙沼を想い「わが美しき故郷よ」と題した詩を雑誌、自身のブログにて発表。
その詩は、被災した人たちだけでなく、故郷を持つ全国の人々の心に届き、テレビ、新聞、雑誌、ラジオで取り上げられ話題に。
同年9月ソロデビュー10周年を迎え、12月、アルバム「わが美しき故郷よ」を発表。
その後、全国30カ所にて同名の全国ツアーを開催。
2012年、NHK東日本大震災プロジェクト復興支援チャリティーソング「花は咲く」にも参加。同年10月、ギタリスト小池龍平との企画アルバム「Coffee&Music~Drip for Smile~」を発表し、全国カフェツアーを開催中。
2012年10月より、FM横浜「Travelin’ Light」(毎週土曜11:00~13:00)のDJとしても活動中。
生きる歓びと悲しみ、畠山美由紀の歌声の中には、この人生をより愛おしく生きるための確かな手触りがある。