公開より30周年を記念してエイドリアン・ライン監督、モーリス・ジャールの音楽によるサントラ盤「ジェイコブス・ラダー」の完全盤が2枚組CDとして世界2000枚限定として発売が決定!
ベトナム帰還兵が戦争の記憶に苛まれ常に悪夢に襲われる中、過去の息子の死、そして記憶の底に埋まっていたものがうごめき、
現実か夢か見境が付かない状況の苦しみを描いた作品。世界的大ヒットとなった「危険な情事」の次の作品としてエイドリアン・ライン監督が発表した作品で、同作でも音楽を担当したモーリス・ジャールが本作品も担当した話題作。
モーリス・ジャールの音楽は、夢と現実の曖昧な世界観を彼独特のシンセを使った表現で、主人公同様、観ているものもどっちが現実かわからないような気分を一層盛り立てる。
そこには、オリエンタルな尺八の音も挿入するなど、映画同様、まさに摩訶不思議な世界観で彩られている。
同作品はジャールの作品の中でも最も異色と言われ、特に多くのファンを魅了している。映画公開時はVARESE SARABANDE社よりサントラ盤がリリースされたが、5曲入りのジャール自ら手掛けた「組曲」として構成されていた。
よって、実は実際には映画で使用されてないものも収録されており、逆に使用されたのにアルバムには収録されていない音源も存在していた。
そして今回、発売となるのは、Disc 1には当時発売されたサントラ盤のリマスター盤、Disc2には映画で使用された順に構成され、中には未使用のオルタナティヴヴァージョンも収録している。