ジョナ・ヤノ
広島生まれ、現在はモントリオールを拠点とするシンガーソングライター。幼少期からピアノやギターに親しん
で、2016年に携帯電話での作曲&録音をスタートした。カナダのヴァンクーバーからトロントに引っ越した
2016年より自身の楽曲をオンラインで発表するようになる、程なくしてトロントの地元音楽シーンから注目され
るようになった。その後、ソングライティングやボーカルなどのテクニカルなスキル向上に勤しみ、2018年には
トロントのデュオであるMONEYPHONEの楽曲「On Lock」に参加。アンダーグラウンドなシーンにおいてその
名を広めるきっかけになった。そして、Joseph L’etranger をプロデューサーに迎えた1stソロ・シングル
「Rolex, the Ocean」を発表。EPの制作に取り掛かり始めた頃に、ケンドリック・ラマーやサンダーキャットら
との共演歴もあるトロントの実力派ジャズバンド、BADBADNOTGOODを紹介され、EPの表題曲になった
「Nervous」にてコラボレーションを果たす。EP『Nervous』をリリースした後、Jonah Yano と
BADBADNOTGOOD はマジェスティックスの名曲「Key To Love (Is Understanding)」のカヴァーを発表。そ
して、BADBADNOTGOOD名義の楽曲「Goodbye Blue」で再度コラボを果たした。2020年7月、Jonah Yanoは
デビュー・アルバム『souvenir』をリリース。中国系カナダ人ミュージシャンのMonsune、FUJI ROCK
FESTIVALへの出演経験もあるJacques Greene、そしてBADBADNOTGOODなど多彩なアーティストの他、幼い
頃の別離を経て、15年ぶりに再開した実父であるTatsuya Muraokaが参(父親と再会する様子は「Shoes」の
MVとして収められている)。『souvenir』は各メディアでも高い評価を受け、The Fader、Billboard、
ComplexやExclaimなどにも掲載されるとともに、故ヴァージル・アブローやジャイルス・ピーターソン、ベン
ジ・Bといった著名人からも注目され、SpotifyやApple Musicでも100万回以上の再生回数を記録した。同じ
2020年にはYouTubeで高い人気を誇る動画シリーズ「A COLORS SHOW」にも出演。引き続き、High
SnobietyやNMEといった人気メディアにも掲載され、Jessica Pratt’s が歌った「This Time Around」をカ
ヴァーし、リリースした。
その後、しばらくの時間を置いて2023年1月にリリースされたのが2ndアルバム『Portrait of a Dog』だ。また、
注目のシンガーソングライターであるクレイロのツアーにおいてフロント・アクトを務めることも発表されたり、
故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)やジャイルス・ピーターソン(Gilles Peterson)が賛辞を送るなど、そ
の歌声は著名人を含めた多くのリスナーの心を掴んでいる。
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