1940年代頃のヴィンテージ・スタイルをモチーフとし、バーレスクの女王とも名高いディタ・フォン・ティース。これまでにMonarchy や Die Antwoordといった前衛的なダンス・ミュージック・アーティストらの作品に参加してきた彼女がいよいよ1stアルバムを完成させた。
「セバスチャン・テリエはずっと憧れていたミュージシャン。ステージに立つ私はゴージャスで自信あふれる女性のように振舞っているけれど、実際の私はもっと脆い存在。この作品は、セバスチャンとありのままの自分をシェアしながら作った作品」と語る本作は、きらびやかなイメージとは対極的な、繊細でアンビエントな世界観を押し出した仕上がり。キーボードで参加したJohn KirbyはBlood OrangeやSolangeなどの作品に参加したことでも知られる名うてのミュージシャン。メイン・プロデュースを務めたセバスチャンも「ずっとコラボ相手を探していた。美しく、個性に溢れた女性シンガーを探していたが、なぜかプロのシンガーには惹かれなかった。彼女の存在感やパーソナリティ、そして声は僕の音楽と完ぺきにマッチする」とお墨付き。フューチャリスティック・カリプソといった趣の「Sparkling Rain」、シンコペティックなビートが織りなす「Rendez-Vous」、シルキーなR&B風の「My Lips On Your Lips」、「Bird」など、ディタの内面をそのまま表しているような個性豊かな楽曲が並ぶ。
ディタ・フォン・ティース:アメリカ、ミシガン州生まれ。幼少期からバレエを習い、一時期はストリップ・ダンサーになるも、ストリップの世界があまりにも個性がない事に失望。複雑なダンスに小道具やキャラクター(1930年代、40年代のミュージカルや映画からヒントを得て)を加えた独自のスタイルを作り上げ、バーレスクダンサーへと転身する。マリリン・マンソンとの離婚歴といった奔放なプライヴェートも経て、今も現役で活動する。1999年、2001年、2002年に雑誌『PLAYBOY』で特集を組まれ、2002年には表紙を飾った。
TRACKLIST
01. Sparkling Rain
02. Rendez-Vous
03. La vie est un jeu
04. My Lips on Your Lips
05. Bird of Prey
06. Parfum
07. Fevers and Candies
08. Saticula
09. Dangerous Guy
10. Porcelain
Dita Von Teese 「Dita Von Teese」※輸入盤
発売日:2018年2月16日(金) Cat.No.: REC141 UPC: 5053760036883
レーベル:Racord Makers 輸入元:Rambling RECORDS